山梨県民体育大会
山梨県民体育大会
■ 2012年9月16日 33分
初出場の山梨県民体育大会。
今年で65回目の開催と言う事で、そんなに昔から開催していたと言うのに驚き。そして今まではピスト車両だけしか参加できなかったけど、今年からロード車両の部も開設された事で多くの人が参加できるイベントへと広がった。
ピスト車両を所有して居ない僕は当然ロードの部へ出場。これまでの境川バンク練習会でもTTバイクを中心に練習をして来たから、僕はTT車両で出場できる3km個人追い抜きと4km団体追い抜きへエントリー。しかし急用の為イベント途中で帰宅しなければならなくなり団体追い抜きはチームメイトに変わってもらい欠場することになってしまった。
今回Forzi:k山梨からエントリーしたのは、僕とタクちゃん・青沼君・ボーマ雨宮君・仲沢君・ピナ雨宮君の6名。いずれも各種目での優勝候補と万全の体制で臨む。
他の参加チームは県内を中心し活動しているチームが大方集まり、実業団チームのコルサ山梨をはじめ、CMM・チームスプラッシュ・GTC・ユーキャン。そして地元高校の甲府工業高校高・笛吹高校・峡南高校・富士北稜高校が参加。そして田富小学校の小学生も参加していました。
受付を済ませ20分ほどのフリー走行を走りポジションとフォームを確認しながらアップ。130w位から徐々に上げて行って最後に200wで軽く回ってお終い。エアロヘルメットでは汗がボタボタと落ちてくる位暑い。
朝9時にピストハロンから競技が開始され大会が開幕。僕の出場する個人追い抜きは午後1時スタートなので、他の種目を観戦しながら撮影係。
ピストハロンはタクちゃんが出走して12秒79で4位。ロードハロンでは青沼君が12秒544で優勝しボーマ雨宮君は13秒34で4位。流石に青沼君は速い。ボーマ雨宮君は本来もっと速く走れる選手だけど力が出し切れなかったかな?。
次のピスト・スクラッチではチームスプラッシュ4名VSタクちゃんと言う完全アウェイな状況だったけど、残り400mで強烈に加速してそのままゴールの横綱相撲って感じで圧勝。チームスプラッシュがチーム的な動きをして来たらタクちゃんも脚を使わざるを得なかったんだろうけど、全体的に消極的な展開だったから余計タクちゃん有利にレースが運んだ印象。
ロード競輪決勝・チームスプリント・団体追い抜きは残念ながら見れなかったけど、競輪は予選でそれぞれ1着だった青沼君とボーマ雨宮君が決勝でも強さを見せて、青沼・ボーマ雨宮のワンツーフィニッシュだったみたい。
チームスプリントは、タクちゃん・ボーマ雨宮君・ピナ雨宮君で出場し、山梨選抜チームに負けてしまったけど1分27秒07で2位。団体追い抜きは、急遽僕の代わりにピナ雨宮君に入ってもらって、青沼君・仲沢君・ボーマ雨宮君・ピナ雨宮君の4名で戦ってもらい、5分19秒61で優勝。
それぞれの個人能力が高くて多くのクラスで入賞する事が出来て良かった。
他には所属高校からピストクラスにエントリーしたピナ雨宮君が1km個人追い抜きで4位・3km個人追い抜きで3位。仲沢君は3km個人追い抜きで2位と健闘しました。
んでもって、それでは僕の結果を・・・。
- ロード3km個人追い抜き 1位 3分46秒97
お昼休みの時間を挟み午後から僕の出場するロード3km個人追い抜きがスタート。エントリーは4名と少ないものの、順位よりも記録を狙って走る。ライバルは全員高校生なので若いパワーに押されないように気をつけよう。昼休みに少しバンクを走れる時間が有ったので、アップしつつスタンディングスタートの練習をする。
アップは200w位から入って最後は300w位で1周してお終い。
スタートが初めてのフライングスタートなので、まずは19Tでのスタートをテスト。悪くないけど、後半で引き足を使うとリアタイヤがポンポン浮いてしまうので21Tに落としてスタート。すぐに脚が回り切ってしまうけど、まぁ早めにシッティングに移れば良いかな?と感じたので21Tでスタートする事にする。
1組目が終わり2組目のバックストレートからスタートして7周半走りホームストレートでゴールとなる。とにかく序盤は抑えて後半上げて行く走り方を心がける。300w平均で行けばソコソコ良いタイムが出るハズだし。
Time | Avg速度 | AvgRpm | Watt | W/kg | |
---|---|---|---|---|---|
1Lap | :35.0 | 41.8km | 109rpm | 397w | 6.96 |
2Lap | :28.0 | 50.6km | 112rpm | 347w | 6.09 |
3Lap | :29.0 | 50.6km | 110rpm | 328w | 5.75 |
4Lap | :29.0 | 50.3km | 105rpm | 329w | 5.77 |
5Lap | :29.0 | 49.2km | 107rpm | 313w | 5.49 |
6Lap | :30.0 | 49.1km | 101rpm | 317w | 5.56 |
7Lap | :31.0 | 48.5km | 100rpm | 339w | 5.95 |
7.5Lap | :15.0 | 49.8km | 103rpm | 335w | 5.88 |
スタートはピスト3km個人追い抜きのスタートでみたままのイメージを頭に浮かべてハンドルを引きながら序盤は緩急をつけたペダリングでリアタイヤが浮かない事をしっかり注意してスタート。自分的には上手く行ったかな?50mほど進んだ所でシッティングに切り替えて、まずはフォームを決める。
DHバーの握る位置とカップに乗せる位置。顎の角度と視線の角度。サドルの座る位置も確認して後はペダルを回すのみ。110rpmを一つの基準にして回して行く。スタートしてポジションを決めてサイコンを確認すると400wを越えていたのでとりあえずゆっくりとペダルの力を抜いて行き、350w位で安定させた。
それでも若干パワーが出過ぎてる感が有ったので徐々に落として320w位で安定させた後は、その状態をキープするのみに集中する。4Lap辺りでホーム側からスタートした笛吹高校の選手が見え始め、6Lap目のホームでパス。進路をずらした事で1秒ロスした。
7周目はひたすら辛くて、残り1周のジャンがなったホームストレートから400mはラストスパート。データを見るとワットは344wと上がって居たが速度が49キロ弱と伸びなかった。
全体的なレースの印象としては、良いペースを持続する事が出来たしゴールタイムもピストクラス・ロードクラス両方でみてもトップタイムと悪くはなかった。ワットも比較的安定しているし一番落ち込んだ5Lapの313wでも29秒(ほぼ30秒に近いと思われるが)と良いタイムが出ている。
作戦の通り後半に向けてワットが上がりペース配分もバッチリだったにも関わらず、残り3Lapでタイムを落とした。これはワットを気にするあまりフォームが崩れた事によるロスなのは明確で、最後の3周でギアを一つ上げてケイデンスを落としワットを上げて行ったが、結果的に肩が揺れて自転車が左右にぶれてしまった事で抵抗を抑える事が出来なかった。
もっとスタートを練習して、後半のワットアップを上手くスピードにつなげる事が出来れば、現状でも後3秒は行ける。そして競技後トラックレーサーに乗り変えれば確実に3秒は縮まると教えて頂いたので、3分40秒は行けるハズ。
まぁ現状でのあくまでも理想的に走れたらの話だけど。
そしてこのデータを見てもらえば分かる通り、ワットが出れば速く走れる訳ではないと言うところが自転車の難しい所。トラック競技と言う繊細な種目故の事と思ってしまいがちだが、走行時間が短いトラック競技でロードより繊細に走りやすい状況でも1秒はあっという間に失ってしまう。
ロードのように1時間を超えるような競技でも「塵も積もれば山となる」で、ここをおろそかにすると勝利はスルスルと手の中から滑り落ちてしまう。
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