富士チャレンジ200キロ(レポート)

レース

■ 2009年10月24日 210キロ/?時間??分。

富士スピードウエイ46周。(アップ1周・レース44周・クールダウン1周)


朝4時、オッペイ君にピックアップしてもらって富士スピードウエイへ。オートバイレーサー時代に何往復しただろう?そんな通いなれた道を僕の運転で。

富士スピードウエイの駐車場に誘導され進むと丁度タクちゃんの車の横へ。荷物を抱えて指定のピットへ移動し場所を確保。早速試走の準備をして念入りにストレッチ。試走の目的は、富士スピードウエイ1周のサイコン表示での正確な距離を計るため。距離は4.4キロ。これをRS800CXに入力する。ラップは自動計測機能を使って自動カウント。43周と表示されたらFinal Lap。

ピットに戻り、レースで使うドリンクを作り補給を持つ。補給はトップテン2本とマルトデキストリン180g+スポーツドリンク400ml+水350ml×2本。予備でスティック羊羹を2本とザバスPitInを2本もった。しかし使わず。ドリンクは最後までこの2本で不足無し。ゴール後100mlほど残っていた感じ。

気温が17度と低めなので上着インナーは長袖で足は膝を冷やさないために7部丈のインナー。シューズカーバーは迷った結果無し。ヘルメットの下にはインナーキャップを装備。レース中暑くなる事も寒くなることも無くレースに集中できた。ただ指きり手袋の下に装備したインナー手袋はボトルを取る時少しスリッピーだったので走行中にボトルを落とさないように気をつかう。

最前列のスタート位置を確保するため早めにピットロード前方へ整列。今回イナーメジャージを着て参戦のまこっちと途中のピットで合流し一緒にスタートラインへ。コースに誘導され、コース最前列のグランドスタンド側のポジションを確保。テレビカメラにインタービューを受ける・・・。不意に来たので、てんぱって大したコメントできず・・・。泳いだ目が撮影されて居ないように調光レンズのサングラスが曇りの天気の中でしっかり黒くなっている事を願うばかり。

まこっちの調光レンズを確認した限りでは、十分目が透けて見える・・・。

開会式が終わり、いよいよレースがスタート。1周目は自動車先導のローリングスタート。2周目からペースアップ。のハズだったけど、たいしてペースが上がらず・・・。集団は2〜3列で比較的マッタリ進行。コーナーもこんなに減速するの?って位ゆっくり。どうやら先導しているオートバイが遅く頭を押さえてしまって居る感じ。途中ニッポの選手が先導オートバイに指示を出しに行きペースUP。2列だった集団が段々1列に伸びて来て中切れを起こす選手が出始め、細かく対処しながらなるべく前方キープ。オッペイ君は近くにいるけどまこっちは見えず。

時折コース上やピットロードから「なべっちー!」と声をかけられるが反応できず・・・。誰に声をかけて頂いているか分からなかったけど、しっかり聞こえて居ました。ありがとうございます。

集団のペースが上がってからは、一番ローポイント(旧Bコーナー)からの登り始めの加速と、最終コーナーからストレートに出る加速で徐々に脚を削られて行く感じ。1コーナーから2コーナー(旧Aコーナー)までの下りではコンパクトクランク(50−34)とリアカセット12−25ではギアが全く足りず、ケイデンスは140を超えている・・・。なので速度が乗ったら脚を止めて空気抵抗を少なくして下る感じ。100Rからヘアピンコーナーまでの登りは全く気にならない。100Rまでの下りで加速した速度が自然に減速していく感じに合わせてシフトダウンしながら脚は補助的に回す感じで十分付いていける。遅いペースの選手で混雑している時はブレーキを使わないと危ない場面もあったため、その時はダンシングで加速する感じ。

コース混雑や、中切れの対処で脚を使うのが嫌だったので比較的前方(10人〜15人位の場所)をキープしていた。しかし突然メインストレートで、前を走る黒と黄色のジャージの選手が突然斜行し僕はブレーキで避けるも軽くフロントタイヤをハスってしまい、僕がよろけた所に後ろの選手は僕のリアタイヤ接触し落車。その後ろの選手も落車に乗り上げてしまい落車。まこっちも危うく巻き込まれる寸前で回避し、オッペイ君はコース上に停車してしまったらしい。落車の原因を作った選手は、他の選手に怒られ後方に下がりその後は一度も走行中のからみ無し。

その後もメインストレートを通過するたびにピットインしようとする遅い選手と集団の選手が接触し落車が起きたり、あちこちで接触による落車が多発していたので、苦しくても下を絶対に向かないように、混雑している区間はなるべく2〜3人前方を確認しながら走る事を心がけサイコンを確認する頻度やドリンクを飲む頻度も減らし集中する。

そろそろ100キロクラスが終わる18周ごろからジワジワと集団のペースが上がり、20周以降はアベレージスピードが45キロを超える。それまで脚を止めて対処していた下り区間も必死に回さないと中切れしてしまう状況で少しずつ脚が削れて来るのを感じながら食らいつくも、26周目に前を走る選手が最終コーナー手前で中切れ。一瞬反応が遅れてしまい集団を追うも残りの距離2台分程離れ最終コーナーを抜けストレートへ。必死に踏むものの集団はジリジリ離れてしまう。1コーナーのブレーキで追いつくかもしれないと思って1コーナーまでがんばったけどTheEnd。

後ろを振り向くと誰も居ないので少しの間、速度を緩めて千切れた集団に戻る。

その後は千切れてしまった集団で先頭交代をしながら周回を淡々とこなす感じ。先導バイクも居なくなってしまったので、時々トラフィックジャムを縫って走るような場面もあり非常に危険で神経を使うしペースが落ちたのに脚も使う感じで、トホホな気分。

少し走っていると後ろから先頭を先導するバイクが通過しトップの選手に抜かれる。トップの選手はなるしまジャージの方とニッポの2名。10秒ほどの差でメイン集団が通過。8名ほどに減っていたけど、まこっちはしっかり残っている。後ろを確認し、ダッシュしてメイン集団の最後尾に復帰。2周一緒に走るものの、脚が足り無いと感じて後ろを確認し千切れる事を合図して集団を見送る。

その後はペースの良い方と少し喋りながら2名で淡々と走り、また元に居た集団に追いつかれ、グルペット化した集団で先頭交代をしながら残りの周回をこなす事にする。その中にはレゴンの鶴見選手も居て果敢に先頭交代へ参加し力強い走りをしていた。もし同一周回なら負けるかも・・・。42周ほど走ったところで顔に雨がぽつぽつと当たるようになり次第に強くなっていく。空も黒くなってきた。

先頭交代する際に、引いてくれた選手にお礼を言って少し引いては下がるを繰り返しながらファイナルラップ。集団の後方に居たので前を走る選手のゼッケンを確認する限り全員200キロソロクラス。この中に同一周回の選手が何人いるかわからない。最終コーナーを加速して僕の前を走ってるソロ200の選手は4名。ファイナルラップは引いてないし、最後にスプリントだけして前に出るのは心苦しいので、ストレートに入ったところで一気に前に出て400mほど先のゴールラインまで、出せる限界の速度を維持してゴールを通過。誰もスプリントをして来なかったので、集団の一番前でゴール。集団内に同一ラップの選手が居たかどうかは不明。

ゴールライン通過後左に避けて集団を見送り、ペースを落としてクールダウン1周。雨は結構強くなってきて路面が濡れ始める。初めてレースで使ったボーラ+コルサエボKSのグリップに不安があったのでレース中に降らなくて良かった。

ゴールしてストレッチしているとオッペイ君も無事ゴール。自転車を始めて半年ほどで44位は立派な成績。まこっちとピットで少し話して、あまった補給の羊羹を2位のお祝いとして進呈。ゴール後のaonさんや、みずちゃ・ひろゆきさんとも会って少し話ができました。みんな目標をクリアできたようで良かった。みずちゃは女性クラス4位。素晴らしいです。ゆきちゃんは残念ながら完走できなかったみたいだけど、これをバネにしてほしい。

フォルジークの7時間エンデューロチームは、一時10位まで順位を上げたものの、最終的に25位だったよう。それぞれ達成感や悔しい楽しいなどの気持ちを持って帰りました。これが今後の糧になる事でしょう。


お手伝いで来てくれた、ごっちゃん。写真ありがとう。良く撮れてると思います。
この借りは、練習で返します。



フォルジーク、7時間エンデューロ参加組。



昨日誕生日で、レース後に顔をケーキに埋められたオッペイ君。



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