サイクルモード

OFF

■ 2009年12月11日 0キロ/0時間00分。

有給休暇をとり、オッペイ君・鈴木さん・ごっちゃんとサイクルモードへ行くため幕張へ。
8時に鈴木さんにピックアップしてもらい出発。雨が強く降って居て寒い。

中央道高井戸近辺で多少渋滞にはまるものの、休憩を入れながら11時に幕張到着。昼食をとったりして12時にみずちゃと会場入り口で合流し開場時間まで入口の列前方に並ぶ。待ち時間が長いので5人でおしゃべりをしながら待つ。当然自転車の話。

1時に会場に入ってからは各自別行動。僕は1番初めにスペシャライズドへ。気にしていたSworksシューズやサドルなどについて話を聞く。試着を目的としてブースへ行ったものの、試着できないと言う事で、まず残念。BGフィットについての疑問点やら何やら色々質問を投げかけてみた。なるほど勉強になる。BGフィットの実演を短縮形式で紹介していたので見ておく。

次にゴールドウインで気になって居た冬物ジャージの試着。ブースのお姉さんが丁寧に接客してくれて好印象。ジャージも薄くて軽くしっかり作りこまれている。ただ、価格が少し高いなぁ・・・。でも参考になった。

トレックのブースでは、フレームの成形技術や、フレーム形状の意図など気になる事を詳しく聞く事ができた。完成車ではモノコックの一体構造に見えるフレームも4ピースに分かれている。ピースを分けて成形する意図は、ラグ構造でフレーム成形するのと同じ理屈。結合方法が違うだけ。アピールしていたポイントがいくつかあったが、当たり前でしょと思う部分もあったし、それは必要なの?と思う部分もあったり、本当に?と思う部分もあった。これはトレックに限らず各メーカーある事だけど・・・。

高剛性・軽量・振動吸収性。この3つを追求してると言うが、フレームに関しては各メーカーともハッキリ言って頭打ち感を感じた。小さな進化?をどう大きく見せるか?の広告的戦略?。

シマノブースでは、ホイールに付いて色々突っ込んでみる。なぜアルミスポークを採用しないのか?ステンレススポークに拘る理由。スカンジウムリムの存在理由。そしてハブについて気になって居た事など。

  • ステンレススポーク

ステンレススポークに比べ縦の剛性はアルミスポークが勝っているが、ダンシングをしたりした際にかかる横方向の剛性に対してアルミスポークはステンレススポークに劣る。全体的なバランスと性能(空気抵抗)などを総合するとステンレススポークの方が高性能だとと言う結論からだそう。本来はニップルもホイール内に収めたいのだが、これは整備性を重視した。

  • リム

チューブレス対応のホイールは現在シマノで3種類。WH7850−C24−TL(デュラエース/アルミ+カーボンのコンポジッド)とWH7850−SL(デュラエース/スカンジウム)とWH6700(アルテグラ/アルミ)の3種類。
それぞれのリムの重さは、WH7850−C24−TLは約380gでWH7850−SLは410gでWH6700は430gほど。しかしリムの重さは、リムの押し出し成型の金型の消耗具合により+20g〜30gほどの誤差ができるそうで、ホイールは製造ロットが初期であればあるほど軽量に作れる。消耗した金型ではどうしても誤差が出るので平均重量でホイールの重さを表記している。
WH7850−SLに関しては、リムはWH6700よりも若干軽量で、アルミにスカンジウムを配合したリムはアルミリムよりもブレーキ性能がUPする。

  • ハブ

なぜシマノは軽量なハブを作らないのか?については、回転物であるホイールの中心にあるハブの軽量化で得られるホイール機能としての性能UPは期待できない事と回転性能を重視しているから。これは想像の通り。
アルテグラのハブとデュラエースのハブの違いは重量と表面処理で回転性能に差は無い。これは実際にデュラエースアルテグラのホイールを比べてみて僕も実感していた事。

かなり興味深い話が聞けた。

そして会場をフラフラしていると、木製ロードバイクを作成しユーロバイクにも展示し大きな反響を得た「SANOMAGIC」の佐野さんが居た。早速声をかけて色々興味深い話を聞かせてもらいました。木製ロードバイクに目を止めた方も多かったと思いますが、みれば見るほど木と言う工業素材を使った機能を伴ったロードバイクと言う道具としての完成度はぶったまげました。確実にこれを作れるのは世界に唯一この方だけだろうと思います。
一番驚いたのはハンドル。木製なのにとても硬く、そして中空で作られています。製造技術は当然企業秘密。作り方を聞きに来る人は多いけど、現実にできているんだから作り方を考えなさい。という言葉が身にしみます。
こういうのがサイクルモードの醍醐味。高い交通費を払って有給休暇を取って足を運ぶ価値です。1時間ほどじっくり話を聞かせてもらい、大変勉強になりました。

そして更に会場をフラフラしていると、まこっちと遭遇。IRCタイヤへ行き今までの疑問点や要望などをぶつけて来ました(笑)。まこっちと2人で攻め立てたので、サービスの方には少し耳の痛い部分があったと思いますが、更なる高性能タイヤの為頑張っていただきたいです。

他のブースでも色々話をじっくり聞いて勉強になりました。気づけば1時に会場入りして一息ついたのが6時・・・。そうとう夢中になってしまいました。時間が足りません・・・。

最後はスキンズのブースでオッペイ君とまこっちがローラーで1キロTTにチャレンジ!。オッペイ君が1分19秒。まこっちがスーツと革靴で1分23秒位。途中でトライアスロンのプロ選手と言う方がチャレンジしましたが、流石プロ!1分9秒でした。スキンズを試着して1キロTTを走りスキンズの性能を確かめようと言う企画でしたが、チャレンジ後のインタビューでは皆「辛い」としか言葉が出ずアピールになったのかな?と疑問です(笑)。



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