富士スバルライン試走2回目
練習
■ 2010年05月16日 50キロ/?時間??分。
今回の試走は、9時に北麓公園集合。集まったのはオッペイ君とごっちゃん。
僕は車で北麓公園へ。車から自転車を下し走行の準備をしていると、オッペイ君とごっちゃんが自走でやって来た。先週の僕と同じく鳥坂峠をウッドストック側(平均勾配7.7%)から登って若彦トンネルを抜けてきたようだ。
僕は先週のダメダメな自分から少しでも抜けだし自信につなげたいと言う気持ちが強かったので自走は自重した。
富士スバルラインに入る信号から、料金所までの坂で少しアップして、料金所から計測開始。
最近は坂も速いオッペイ君の後ろから様子を見ながらスタート。序盤は無理せずオッペイ君に着いて行くつもりだったのだが・・・。オッペイ君が速すぎてキツイ。一気に心拍が160bpmまで跳ね上がって寒気がしてくる。努めて心拍を上げようと心がける。ダンシングをしようが、ケイデンスを105rpmほどまで上げても全然変化なし、ただただ辛いだけ。ウォーミングアップが少なかった為か体の血のめぐりが悪く感じるのでドリンクを多めに飲みながらなるべく辛くない走り方を選びオッペイ君が垂れるまで付いて行く事にする。
1合目を過ぎて少しすると余裕が出始め、抜くために何度か並びかける。しかしその都度ペースを取り戻すので、無理して前に出る事はせず、自然と前に出れるようになるまで無理はしない。
2合目を過ぎた頃、コーナーのライン取りなどの兼ね合いで自然と前にスルスルと上がれる事が有って何度か先頭を交代しながら3合目へ。
3合目を過ぎた頃オッペイ君のペースが少し遅く感じたので前に出ると、その後はゴールまで先頭固定。
3合目を過ぎるとすぐに霧が発生し非常に寒い。坂を登っているのに全く汗が出なくなり、手が痛くつま先も痺れて来てペースが落ちた。今回は長袖と長タイツをインナーに着て来たにも関わらず、走りながら「さっむ!」とつい声を出してしまう。寒くて力が入らないので心拍も160bpmを下回る事たびたび。
4合目を過ぎると霧が晴れ、日が当たるようになり暖かくペースが上がるのを感じる。寒さがこれほどパフォーマンスを落とすとは思わなかった・・・。
4合目を過ぎると、時折来る7%以上の急坂区間でオッペイ君が千切れ始める。しかしそれらを超えた先の緩斜面区間で追い付いて来る。何度かそれを繰り返し奥庭の急坂ポイントへ。このまま2人でここをクリアすれば平地区間は2人で回してペースアップ出来る。と考えアタックはせず無理のない程度で登ったのだが、登り切った時に後ろにオッペイ君は居なかった。確認すると20mほど離れてしまっていたので、平地区間で回して行くのはあきらめて、すぐにアウターにギアを入れペースUP。35キロ〜40キロほどで走り最後の坂へ。
最後のトンネルでオッペイ君の「チクショー」と言う声が聞こえて後ろを見ると、丁度トンネル1個ほどの差が付いていた。バスの駐車場を必死に登ってゴール。タイムはちらっと見ただけだったので詳しくは分からなかったが、11分台では走れたようだ。ラップタイムボタンは押したので帰宅してから確認。
下りは強烈な寒さ。途中途中で下って居たローディがあまりの寒さで停車してしまうほど寒い。僕が経験した中でも一番寒かったかもしれない。僕らはなるべく早くこの寒さから抜け出したいのと、3合目を過ぎれば暖かいのが分かっていたので、急いで下る。
北麓公園に下っても、体が冷え切ってしまい寒くて寒くて動けないので、3人で日光で暖まったアスファルトの上に座り込んで30分ほど体を温め昼食は温かい不動のほうとうに七味をたっぷり入れ食す。おかげで体はしっかり温まり無事帰宅。
スバルラインデータ
前回の記録と比較しながら検証していく。
区間 | タイム | 最大心拍 | 最小心拍 | 平均心拍 | 距離 | Av速度 | Avケイデンス | 平均気温 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
スタート→1合目 | 16m17s | 174bpm | 102bpm | 169bpm | 5.04km | 18.6km | 86rpm | 24c | |
スタート→1合目 | 15m49s | 168bpm | 109bpm | 163bpm | 5.04km | 19.2km | 90rpm | 20c | |
1合目→2合目 | 11m07s | 175bpm | 164bpm | 170bpm | 3.47km | 18.8km | 88rpm | 21c | |
1合目→2合目 | 10m35s | 171bpm | 161bpm | 166bpm | 3.47km | 19.7km | 87rpm | 15c | |
2合目→3合目 | 12m12s | 173bpm | 163bpm | 168bpm | 3.75km | 18.5km | 83rpm | 22c | |
2合目→3合目 | 11m58s | 169bpm | 154bpm | 162bpm | 3.75km | 18.9km | 84rpm | 18c | |
3合目→4合目 | 16m04s | 174bpm | 163bpm | 170bpm | 5.03km | 18.8km | 84rpm | 21c | |
3合目→4合目 | 16m03s | 167bpm | 154bpm | 161bpm | 5.03km | 18.8km | 80rpm | 8c | |
4合目→5合目 | 18m39s | 171bpm | 159bpm | 166bpm | 6.27km | 20.2km | 86rpm | 21c | |
4合目→5合目 | 17m19s | 168bpm | 156bpm | 163bpm | 6.27km | 21.7km | 83rpm | 13c | |
総合 | 74m19s | 175bpm | 159bpm | 168bpm | 23.56km | 19.0km | 85rpm | -- | |
総合 | 71m44s | 171bpm | 154bpm | 163bpm | 23.56km | 19.6km | 85rpm | -- |
一番興味深い点は、全体的な心拍の低さ。前回よりも平均で5bpmも低い。最小心拍は3〜4合目区間で154bpmと坂を上っている心拍とは思えない。最後の平地区間のある4合目〜ゴールまでは平地区間で上げにくかったりするので150bpm台に入る事は今までも有ったが、3〜4合目と言うのは初めて。そして今回の3〜4合目の平均気温の低さに注目。ほかの区間に比べ極端に低い。走ってても感じたが、実際この区間の寒さは冬並みだった。これが心拍を下げラップタイムを下げた原因だと推測できる。
ラップタイムを見ると、ほとんどの区間で前回の記録を大きく上回った。しかし前回と比べタイムアップしていないのは3〜4合目で、ラップタイムに影響を与えたのは心拍よりも気温だったと言う点が興味深い。今回は単独走だったわけではないしオッペイ君も同じようにこの区間でタイムを落としていることから、手を抜いたり休んだ訳では無く、全力で走った結果これが精いっぱいの環境だったと言えると感じている。
いままで調子を心拍で計る事が多かったが、今回の結果といい、先日の朝練の結果などを見ると心拍で調子を測るのは正しくないのか?と疑問が湧く。
実際走りながら、「心拍が全然上がらないなぁ〜」と思っていた。前日・前々日と2日続けて130キロも走ったし、疲れが溜まっている感があった上に、風邪をぶり返した感じもありスタート前も調子が悪いと感じていた。でも結果ラップタイムは前回より速い。去年の今の時期と比べてもほぼ遜色ない。
「なんでだろう?」と思いながらあまり無理のない程度で走った結果、前回の記録を大きく上回ってしまったのだ。何か不思議な感じすらする。
スバルラインに慣れた。と言うのも1つの理由として考えられるが、それ以上に何かある。気が・・・。
試走や体を慣らしていくと言う作業は非常に大切な事だとは十分理解しているが、もっと色々な事を理解していく必要がありそうだ。
それらを理解してレースに挑む事、それがコンディション作りなんだろうなぁ。
ちなみに、オッペイ君のタイムは72分ほど。ごっちゃんは2分タイムを落として80分。
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