TTの空気抵抗とポジション

練習

■ 2010年09月15日 20キロ/?時間??分。

朝練

前日に引き続き、FELT DA+エアロヘルメットでTT練。

コースも前日と同じ。

しかし、平和通の交差点を過ぎたあたりで雨が降り始めてしまったので、引き返えし。

雨が南から北に向かって進んでいるようで、復路は雨雲と追いかけっこ。中央道を過ぎた辺りで雨脚が弱くなり、路面もドライ。急いで家に帰って練習終了。その後すぐに自宅近辺でも雨が降り始めた。


今日は途中で朝練仲間の長田さんに会った。最近、僕は朝練に参加して居ないが長田さんはしっかりと続けているらしい。見習わねば・・・。


前日よりもサドルを2mmほど上げて行ったけど、失敗だったかも。腕を乗せるカップも2mm上げれば良いのか?サドルを下げた方が良いのか?は判断が付かない。ロードと同じように少しずつ色々試して、知識を蓄えて行くしかない。


夜練習は雨の為中止。

TTフォーム


2つのTTフォーム。
さすがスペインのTTチャンピオンLLサンチェスって感じ。綺麗なフォーム。
下は、カチューシャのホアキンロドリゲス。辛いのか?頭が若干下がってしまってエアロヘルメットの尻尾の部分が上がってしまってる。

両者を比べた時に、一般的には空気抵抗的に良いと感じるのは、上のLLサンチェス。
ヘルメットの尻尾部分が上がってしまっているホアキン・ロドリゲスは空気抵抗的に損をしているハズ。

でも、前面の風を受ける面積で考えた場合は、顎が前に張っているLLサンチェスよりも下を向いてしまっているホアキンロドリゲスの方が小さい。

なのでこの両者意外に見た目以上に空気抵抗の差は無いらしい・・・。LLサンチェスは背中で起こる乱気流を抑えて走っている変わりに、前面の空気抵抗が高い。そしてホアキン・ロドリゲスは、背中で起こる乱気流は高いが、前面でうける空気抵抗が低い。

F1のように、前面から空気を取り込み、背中の上に流すFダクトのような機構を取り入れたら、ホアキン・ロドリゲスの方が空気抵抗が低くなるカモ。


なので・・・。今回のブエルタでガーミンが投入したエアロヘルメットは従来のエアロヘルメットよりも頭の角度による空気抵抗の変化を少なくする事と、前記のポジションのどちらでも結局付きまとって来る乱気流をなるべく小さくしようと言う目的だと思われる。今回の40キロを超えるような長いTTレースの場合、1つのポジションで最小の空気抵抗を作るような構造よりも、疲れて下を向いてしまったり、サイコンを確認したり、動作によって変化する空気抵抗の差をなくした方が、スタートからゴールまでのトータル的な空気抵抗は低くできるのだろう。

OGKのエアロヘルメットも他社のエアロヘルメットに比べて後ろに伸びる角部分の長さが短い。これは若干下を向き顎を引いて上目使いで走った時に一番空気抵抗が少なくなるように設計した為だと去年のサイクルモードで聞いた。しかしOGKのエアロヘルメットは高過ぎて買えない・・・。

今後エアロヘルメットは色々形を変えて来るアイテムとして少し注目かも。

でも今回ガーミンが投入して来たこのエアロヘルメット・・・。正直カッコ悪い。
この形の方がトータル的な空気抵抗が良いのだとしても、カッコ悪いものは使いたくない。過去にWGP250ccクラスでチャンピオンを取ったヤマハの原田選手が、空気抵抗を良くしたバイクのカウル形状について「カッコ悪いから乗りたくない」と言ったそうだが・・・。
モチベーション維持の為には確かに見た目も重要。プロの世界では、そんな理屈は通らないだろうけど・・・。


番外編。

TTを得意としているデーヴィット・ミラーが乗る2011年型のFELT DA。
体のわりに、フレームサイズがかなり小さい。上の同チームのトム・ダニエルソンのフォームと比べると、さほど前乗りでは無いにも関わらず、腕の位置が前に飛び出した感じ。TTバイクの場合前後のタイヤにかかる負担がロードバイクよりも均等に近いのでソレを考慮してタイヤサイズや空気圧を選ばなければ抵抗を増やす。ここまで前タイヤに加重の乗るポジションだと、空気抵抗を考えてフロントに細いタイヤを使った場合、リアタイヤよりフロントタイヤの方が高圧の設定にしているのかなぁ?かもなぁ?。

とか想像。

それともう一つ気になった点。ガーミンチームはシマノコンポを使用して居るのに電動コンポではない事。ブエルタは電動コンポ禁止なのだろうか?。それとデーヴィット・ミラー選手はRDに7800デュラエースを使用して居る。楕円チェーンリングを使って居る事と何か関係があるのだろうか?。


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