プライド

練習

■ 2009年06月15日 50キロ。

週末に300キロ強走った事もあって若干疲労が貯まっている感じなので強度を落として走ったつもり。だけどAvは意外と高め。坂はダンシングで上ることを心がけて背筋を意識しながら。斜度の緩い斜面では下ハンダンシングを取り入れて色々なポジションで踏めるようなイメージで練習。どうも僕はアタックをかけられて速度差が大きいと見送ってしまう癖がある。
心のスイッチが入るまでのタイムラグが長い・・・。

プライド

「凄い練習頑張ってますね」とか「どうやったら2年弱でそこまで上達できるのですか?」とか聞かれる事は良くある事。確かにロードバイクに乗り始めてから僕は1年10ヶ月しか経過していないが、常に高い目標を持って何かに取り組むと言う作業は16歳の時から16年間続けてきている。オートバイレースを辞めた27歳〜31歳まではラジコンにハマりインドア生活だったので体系がヤバイ事になってしまったが、実はこの時期ラジコンレースでも「日本一になってやる」と思ってやっていたバカだ(笑)。そんなバカ側から見たら、言われるほど本人は頑張ってるとは思っていない。そう言うと語弊があるかもしれないけど、もっと頑張れるハズと思っている自分と、趣味なんだからと何処かブレーキをかけている自分との間で宙ぶらりんだと感じる事が有る。
僕のロードバイク競技における毎日の練習やレース参戦で一番の原動力となっているのは、MFJ(日本モーターサイクルスポーツ協会)の国際ライセンスを取得できたと言うプライド。
しかし、オートバイに詳しい人なら少しは分かるかもしれないが、MFJの国際ライセンスを取る事自体、”現在は”さほど難しいことではなく、むしろ「こんなんで取れちゃうの?」という印象が強い。僕がオートバイレースを始めた頃の国際ライセンスをもつライダーといえば、その存在は「神」だった。しかし今の現実は、この成績・実力で国際ライダー(国際ライセンスを持つライダー)ですか?と、つい言葉に出してしまう程度の実力しか持たないライダーが、「俺は国際ライダーだ」と言っている現状が確かにある。こうなってしまった理由としては、近年の不況の影響によってオートバイレース活動をする人の人口が激減し、国際ライセンス所持者が少なくなってしまい、全日本ロードレース選手権へのエントリーが減ってしまった事が切欠で、特別昇格なる名目で元々ライセンス昇格対象のレースではない、草レースに優勝した程度で特別昇格できてしまう。これにより国際ライセンスの格が落ちてしまったと感じる。
しかし、僕は昇格対象で全日本選手権の登竜門であるエリア選手権でポイントを重ね昇格の権利を得たと言う自信がある。特別昇格の国際ライセンスとは違う!。思い起こして見ればレース活動は楽しかった。半分は遊びだったのかもしれないから、もっと頑張っていた人から見れば「どっちも同じ」に見える所もあるかもしれない。今僕が全日本を走っていないと言う事は、自分でも相当頑張ったと思う努力がまだまだ足りなかったのだろう。莫大な資金が必要な世界だから努力だけでは勝ちあがれない世界ではあるけど。
自分はもっとやれたはずなのに!と今でも後悔する事は多い。自分のロードバイクに対するモチベーションは、そんな悔しさとか歯がゆい思い、そして自分のプライドから来ている。1年10ヶ月と言う時間よりも、16年間の反省を踏まえた取り組みの結果が「今」なのだと思う。
時間は刻々と経過していくから、頑張ってる人と頑張らない人・頑張れる人と頑張れない人ではどんどん差がついてしまう。一度付いてしまった差を取り戻すには2倍努力をしても足りないと感じる。相当頑張らなくてはならない。


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