九十九里波のりタイムトライアル(当日)

九十九里波のりタイムトライアル

■ 2010年11月13日 50キロ。

4時半起床。シャワーを浴びて朝食を摂りアップ用のジャージに着替えて5時に会場へ。受付を済ませ自転車を下してアップの準備。6時時点でまだ薄暗く非常に寒い。

6時からアップ開始。15分軽く流して5分メディオをして5分レストの後5分ソリア。ガッツリ汗をかいてアップ終了。7時までに2キロほど離れた大会メイン会場に移動しろと言うアナウンスが流れているので、急いで着替えて急いで移動。

7時から開会式が始まり、出走時間の発表。僕が出場する男子Cクラスは8時から15秒刻みで一人ずつスタート。僕は83番目なので後方スタート。スタート方法や大会のルールを確認。僕のスタートまでまだ1時間有る・・・。

ヒマなのでタクちゃんとモジモジして居たら、シナジーの田中さんが来たのでご挨拶。600人の参加者の中でも一発で分かる位に自転車に乗る姿のオーラが違うけど、話すと穏やかな人柄と話口調のギャップで少し拍子抜けする(笑)。

天候は曇りで気温が低い。その上スタートまでまだ待たされるのでタクちゃんと2人で駐車場と大会メイン会場の区間を走って体を温めながら待つ。男子Bにエントリーして居るタクちゃんは僕より集合時間が15分ほど早いので1往復して集合場所へ。

僕はまだ時間が有るのでスタート場所の確認がてら大会会場から離れたスタート位置の確認。有料道路の立体分岐を使ったスタート台の先に計測スタート位置が設置されている。計測開始地点は50キロほどで通過していく感じだろうか?。スタートから先は少し登って居る感じ。

大会メイン会場に戻りトイレに行くと偶然にも「大」が空いていたので最後の軽量化。8時になって補給ジェルを1本取って集合場所に整列。初めての開催と言う事で若干段取りが選手に伝わって居ない感があり、時間が15分押す。男子Cの選手が大会メイン会場で集合した後スタート位置へ移動。8時30分頃から男子Cの1番からスタートし始める。

そしていよいよ僕のスタート。スタート位置から計測開始ラインまでは5%ほどの下り坂で100mほどの長い距離が有る。ゆっくり確実にビンディングをはめた後、素早くDHポジションの体制で力を使わずジワジワと速度を上げていく。

計測ラインを通過した時の速度は54キロ位。「ピッ」と言う音とともにレーススタート。「ちょっとキツイな」と感じてサイコンを確認すると心拍は148bpm。体がスッカリ冷えてしまい筋肉から感じる疲労の割に心拍が上がって来ない。それでも速度は45キロ位出ているので焦らずケイデンスを上げて筋肉の緊張をほぐしながら心拍を上げていく感じ。少しずつ心拍が上がり始めて160bpmを超えた所でペースとリズムが戻ってきた。

この時点で前にスタートした2人ほどをパス。前にスタートした選手がどんどん追い付く感じ。42キロほどをキープして走る。コースは細かくアップダウンがあり2〜3キロの±で進む。ギアを変速するほどの誤差では無いと感じ、登りでは踏み気味で走り、下りは回して走る。

サイコンで確認した感じでは、登り区間93rpmで下り区間は110rpm程度。巡航時は100rpmって感じ。

5キロを過ぎた辺りできつくなって来て速度も40キロをキープするのがギリギリって感じ。「なんだろう・・・きついなぁ。速度が伸びないなぁ〜」と感じながらちょっと踏み気味に走ってみたり、引き足を意識して見たり、座るポジションを変えてみたり試行錯誤を繰り返す。しかし辛い事には変わりなくこの頃から40キロ以上の速度をキープするのに心拍が170bpmを超え始める。

濃い目に作ったドリンクを飲みながら必死に走るけど辛くてついついサイコンを見たり顔が下を向いてしまう悪循環。そして折り返し地点に到着。パーキングエリア内でUターンしながらドリンクをしっかり飲んで復路へ。

若干向かい風でこれまたキツイ・・・。

40キロをキープするのが精いっぱい。心拍も178bpmとかなり高い。180bpmを超えないように注意しつつ走りに集中する。しかし完全に垂れてる・・・。登りでは35キロまでペースが落ちてしまうし、平地巡航でも気を抜くとすぐに39キロに落ちてしまう。

もう最後は意地と気合いだけで走る。徐々にゴール地点に建っているサンライズ九十九里ホテルが見えて来て少し元気が戻りペースが42キロほどに回復。でも心拍が180bpmに到達。キツイ・・・。

ゴールが見えた頃、反対車線をシナジーの田中さんが走って行った。

そういえばタクちゃんとすれ違ったのは気付かなかったなぁ・・・。後で聞いたら、タクちゃんがゴールする頃、スタートした僕とすれ違ったらしい。

ゴールラインが見えて、ダンシングでもがきたい気持ちを抑えDHポジションのまま出せる力を振り絞ってゴール。手元計測では47分弱でアベレージ40キロ強。

つい「おっそ・・・」って声に出して言ってしまった・・・。


会場に戻ってタクちゃんと合流。イワシの団子汁を頂いて、少し出て来た太陽に当たりながら日向ぼっこ。でもすぐに厚い雲に遮られてしまい寒い。風も出て来たし・・・。

程なくしてタクちゃんのBクラス順位が発表され、タクちゃんはBクラス5位。36分後半のタイム。やっぱタクちゃん速いなぁ・・・個人タイムトライアルデビューでAv速度40キロ超え。

2人でモジモジして居たら、田中さん帰還。「どうでした?」と声をかけると、なんかスピードが出なかったとの事。最初は抑え気味で走って後半に向けてペースを上げる予定だったけど、最初のペースを維持するのが精いっぱいだったみたい。

「このコースなんか辛くなかった?」と。たしかに思い返せば意外と辛かった。

「それで、田中さんは何分位でしたか?」と聞くと・・・。

「多分42分位」(爆)。

つい、「いや・・・田中さんスピード出し過ぎです。」と突っ込んでしまった(笑)。

Bクラスの結果が出ている時点で総合トップタイムが44分ほどと放送されているから、やっぱり田中さんは別格だ。男子Cクラスの結果が発表され確認&記録賞を受け取ると、35分25秒(Av41キロ)でクラス3位。2位の方とは20秒差。優勝の方は一つ頭飛び出て33分台。無計測区間は1分30秒位有ったみたい。

優勝した方が乗って居たクロモリフレームに田中さんも釘付け。「リアホイールがディスクだったら僕負けてたなぁ〜」なんて言う所も田中さんらしい感じ。

予想の通り男子Eクラス&総合優勝はシナジーの田中さん。強すぎです。

総合優勝の表彰。左から男子MTB総合優勝・男子ロード総合優勝・女子MTB総合優勝。女子ロード総合優勝の方は残念ながら帰宅してしまった模様。チャンピオンジャージは、波と海をイメージしたデザインのようだけど・・・。どう見てもクリームソーダにしか見えない(爆)。赤く目立つChampionの文字。「練習では使えないね」なんて言うのも笑い話と良い思い出。

僕の表彰式の写真は、カメラが間に合わず(笑)。後ろに写っている方が優勝の方。


大会メイン会場から片貝駐車場に戻って店じまい。会場近くの食堂に入って昼食。たしか「いわし食堂」とかそんな名前だった気がするけど正しい名前は忘れてしまった・・・。

ブリの刺身とイワシの味噌たたき定食1350円ほど。めちゃくちゃおいしい。ご飯1回おかわり出来て、これに食後のデザートもついて来る。

こりゃ来年も出るしかないなぁ(笑)。

レースも楽しかったし、おいしいものも食べれたし大満足で山梨へ帰りました。TTレースデビューでしたが、ギリギリなんとか入賞出来て幸先の良いレースとなりました。

TTレースって面白い。タクちゃんも楽しかったみたい。


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