ツインリンクもてぎ100キロサイクルマラソン

レース

■ 2010年01月04日 110キロ/2時間50分。

4時30分起床。携帯電話でアラームセットしておいたが、他のメンバーが起き始めた気配で起きる。

シャワーを浴びてサイクリングウエアに着替え朝食。サンドイッチと菓子パンで700キロカロリー+コーラ500ml。鉄分も摂って準備をして出発。外は非常に寒く、車のガラスが凍結している為少し暖気して出発。

途中で火事があったらしく道が混雑していた上に放水の水で路面が凍結していたのでゆっくり進んでもてぎ北ゲートへ。コースに入ると第1パドックはほぼ満車。なんとかピットの奥の方に駐車し混雑する前にトイレで軽量化。外気温は−5℃。

自転車を準備して試走へ。


  • 試走 2周×4.8キロ。

まだ日が出て居ないし、ポラールのサイコンには−5℃の表示。ゆっくり軽いギアを回しながら1周。2周目は軽い坂をダンシングで登ったりして少し重いギアを踏んで終了。サイコンのオートラップ機能を4.7キロに設定。これでラップが21になった周のゴールラインがレース終了。

試走で体が温まった所でトイレを済まし7時50分にコース整列。最前列コース左側に5人で陣取り、日が当るところで体が冷えないように温まっておく。

少ししてイナーメのまこっちと橋本さん・高岡さんが来てレース前に軽く挨拶。武井選手も近くに居る。結構ビッグネームの選手が出場しているので楽しみ。

8時30分にレーススタート。ブリヂストンアンカーの招待選手と宇都宮ブリッツェンの招待選手に加えスキルシマノの土井選手が横1列になり先頭を引いてローリングスタート。2周のローリングスタートだったが非常に速度が遅く寒い上に集団走行に慣れていない選手が前に上がって来たりでコーナー区間では結構ヒヤヒヤする場面が多かった。

3周目にレースがスタートしスピードが上がると集団は一気に縦長となる。富士チャレ200キロ同様序盤は接触や落車などの危険回避のため前方をキープ。寒さで脚が回らず所々キツイと感じる時があったが集団が落ち着くまで我慢。近くには高岡選手が居たので走りを観察しつつ・・・。

寒いので補給は早め早めに摂っておく。

5〜6周目辺りから暖かくなってきた事もあってそれまで太ももに感じていた疲労感が一気に抜け坂も楽に走れるようになってきた。それまで登り区間はダンシングを使って走っていたけどシッティングに切り替え回転力を使って登れるようになってから余裕が出る。

10周目を過ぎると更に調子が向上してきて心拍もほとんど170bpm以下。坂区間でも160bpm〜165bpm程度で走れるようになってきて気持ちよくヒルクライムしている位の感覚。平地は145bpm程度。

余裕も出て来たし周りを見ると疲れて来た感じの選手が増えて来て坂や向かい風区間では集団のペースがかなり落ちて勝手に前の方に上がって行ってしまう。そろそろ誰かが逃げを打つのではないか?と感じて先頭を注意して見ながら走る。オレンジ色のジャージのチームが何度かアタックをしているように見えたが決まらない。

あ〜今日はこのまま進行するのかな?と集団の後方に下がった所でエキスパートで優勝した田中選手と2位の高岡選手を含む数名が逃げたらしい・・・。

16周目辺りで僕の後ろで、「そろそろ追わないと追いつきませんね〜僕いきますね」と言う声が聞こえ、武井選手が先頭に上がりペースを上げたが、誰も同調せず。せずと言うよりは、追うべき選手に足の残っている選手が居なかった感じで前方でブチブチ中切れが発生。結局武井選手が単独になってしまって集団に戻る感じ。僕はそれに乗りたかったのだけど気付いた時には集団の中に居て武井選手に着いていく事が出来ず。それと同時に先頭が逃げている事を知る。

集団の前の方に見えるまこっちまで追いついて「逃げ決まったの?」と聞くと「高岡選手が逃げに乗ったから今日の仕事は終わりだね〜」と。高岡選手の他に有力なチームの選手が8人の逃げに乗った為集団に居る有力チームは引かず更に集団はスローペース。

何度か先頭に出てオッペイ君とペースUPを試みるものの後ろが同調しないのでペースは上がらず。これは大集団でゴールスプリントになる・・・。スプリントになればオッペイ君はまず負けないだろう。でも僕はスプリントが大の苦手。

集団がスプリント勝負を狙っているならスプリント力のあるオッペイ君が引く必要な無いので無理してペースを上げないように言って集団の中段に下がる。残りの3周ほどは、まこっちやオッペイ君と話をしながらリラックスして消化。

そしてファイナルラップ。後ろを軽く振り向くと想像以上の大集団・・・。これは集団内に居たら無理にペースアップする選手との接触の危険があると判断し2コーナーを立ち上がった所の向かい風区間で外側に出て消耗覚悟で前の方に上がる。前に上がるとイナーメの橋本選手が居たので近くを離れないようにポジションを奪われないように注意しながら走る。

すると登り区間で案の定落車が発生。集団の前に居たので被害なし。後ろで大きな音と巻き込まれた人の声がするが気にせずペースを上げ、ポジションキープに努める。V字コーナーを抜けると招待選手2名が前を引いてペースを上げてくれる。それと一緒に橋本選手とまこっちがスルスルと前に上がってきたのでまこっちの横をキープ。風除けは居ないけどここまで超スローペースだったので脚は相当残って居てダウンヒルストレートで一気に加速して90°コーナーをなるべく減速しないように抜け最終コーナーへ。

前にはイナーメの橋本選手。その後ろにアシストされているまこっち。まこっちの横に僕。その後ろにオッペイ君。

最終コーナーでまこっちのアウト側に居た僕はコーナーで少しふらついてしまい加速が鈍る。オッペイ君はイン側に入りすぎて縁石に乗り上げ減速。最後のストレートでまこっちのドラフティングに入り残り300mほどで腰を上げて加速するもまこっちとの差は開き、両脇から2名の選手に抜かれる。
そして更に右側から強烈なスピードでオッペイ君に抜かされ、オッペイ君はまこっちを抜いてさらに集団全員を抜いてゴール・・・。

後で、「他の選手が止まって見えた」と言い放つ・・・。末おそろしや。

僕は苦手なスプリントを無難にこなし?積極的に前で動いたのが良かったのか?3〜4名にしか抜かれず。いや抜かれないように努力しなければいけないのだけど・・・。現時点ではこれが現実。


  • 結果 男子B30歳〜34歳クラス。2時間30分42秒 優勝 / 102名。

なんとか今年初戦を優勝で飾る事が出来ました。
応援してくれた皆様ありがとうございました。

このレース優勝を狙っての年代別クラスへのエントリーでしたが、優勝できるとは思っていませんでした。実際最後は大集団のゴールスプリントと言う事でかなり不安でした。しかしこうして優勝できたのは、「絶対に優勝して帰る」と言う気持ちが男子Bクラスの中で一番強かったのだと思います。

全体的には緩いペースのレース展開でしたが、諦めた方が楽だと思う場面は何回かありましたが、その都度「優勝して帰るんだ」と気持ちを強く持った結果だと思います。

オッペイ君も見事男子Aクラス優勝でフォルジーク2クラス制覇を成し遂げる事が出来ました。

ビギナーでエントリーしたごっちゃんも4位入賞。暫定結果では2位と表示されていたので初レースで初表彰台を期待しましたが、最終結果では残念な事に4位となってしまいました。しかし自転車を初めて2カ月でAv36キロ以上を出すと言うのは正直凄いと思います。前日の温泉で倒れた事を考えても快挙。

男子Cクラスでも山梨県の選手が2位。Dクラスではアントニオさんが7位。シニアクラスでは5位に松本さんが入るなど山梨県勢は軒並み好成績を残せました。これも山梨と言う恵まれた練習環境の賜物だと感じます。

次回のレースも良い成績が残せるように頑張ります。

今回のレース車両。
ボーラ+コルサエボKS。
車両重量7.3キロ。53−39T 11−23T。


補給は、マルトデキストリン180g+アクエリアス550ml+水200mlとトップテン1ボトル+水100ccの2ボトル。
冬で水分をあまりとらない分濃いめに作りました。

リザルト

http://sunday-sunday.net/race/2010/2010motegi/10MTG_RES.htm
昨日のもてぎサイクルマラソンの正式リザルト。

男子Aで出場したタクちゃんは、コース上に落ちていたゼッケンを止める安全ピンがタイヤに刺さりパンクリタイヤ。
鈴木さんは、男子B35位でした。


にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ
 ブログランキング!ぽっちと応援宜しくお願いします!