落車&記憶喪失
練習
■ 2011年4月02日 ??キロ。
暖かくなって来たので4月から8時集合に変更。
スプリングウインド230で、ごっちゃん、だい子鈴木君、寺井君の3名と合流し、140号を南下。
富士川大橋のセブンイレブンで白川さんとオッペイ君の2名と合流し6名で300号の本栖湖ルートへ。
少し夜錬の疲れが取れ切って無く、筋肉痛を感じるけど300号の本栖湖までの登りを今年初めてタイムを計測しヒルクライムアタックして見る事にする。
途中にある射撃場の軽い丘越えの峠はオッペイ君の後ろで様子を見ながらクリアして、下部の道の駅を超えて、峠入口最後のトンネルを抜けた本栖湖まで9キロの標識がある地点からスタート。
http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=e38481f682f7e6e1e3e473c861af385b
オッペイ君が序盤から良いペースで登って行くので後ろから様子を見ながら一緒に登って行く。後ろをチラチラ見てみると、だい子鈴木君とごっちゃんが見えるので皆付いて来ているっぽい。
2〜3キロほど登ると徐々に後ろの気配が無くなって来て、ヘアピンコーナーで後ろを確認すると、白川さんが30mほど離れて単独で走ってたので「少し引き離して置こう」と思いオッペイ君の前に出て気持ちペースを上げる。
白川さんの様子を見ながらペースをジワジワ上げていくと、それに気付いたのか?白川さんもジワジワペースを合わせている感じ。「これは我慢大会だなぁ・・・」と思ってそのままのペースを維持して走ると徐々に距離が開いた。
オッペイ君はしっかりと付いて来ているので、一度前に出して様子を見て置く。パワー計をみながら一定ペースで走ってる感じ。少し後ろで様子を見ながら走っていたが、白川さんとの距離が詰まり始めたので、再度前に出てペースを上げる。
これで、白川さんは視界から確認できない位の差が付いたので、後は坦々と登るだけ。
さてと・・・。オッペイ君はどうしようかな?と考えながら。僕には少し余裕がある。後ろから聞こえて来る呼吸はオッペイ君の方が辛そう。じわっと上げ続ければいつか切れるカモ?と感じたけど、ゴールまで残りも少ないしペースを維持して一緒にゴールする事にする。その方が練習としては良いと思うし。
今年初のちゃんとしたヒルクライムだったけど感覚的には結構余裕を持って登れたし良い感じ。オッペイ君の平均出力は310w位だったそうだから、僕に換算すると270w平均位だろうか?パワーウエイトレシオで4.7K/wだから悪く無い。むしろ出来過ぎ位か・・・。
コースプロフィールは、8.3キロで標高差が520m。タイムは25分50秒。
本栖湖から見える綺麗な富士山を見ながら後続を待つ。
3着は白川さん。4着が寺井君。5着だい子鈴木君。6着ごっちゃんの順。ごっちゃんは脚を攣ってしまったようだ。ヒルクライマーな高校生寺井君が大健闘の28分。短い上り坂では、だい子鈴木君やごっちゃんに遅れる事が多いけど、長い坂を登らせると速い。
少し休憩して139号へ。ここで白川さんと別れて、フォルジーク5名は139号を富士宮方面へ下る。先頭交代をしながら山梨と静岡の県境を抜け、朝霧高原道の駅を過ぎた所でオッペイ君がアタックを仕掛ける。
それにだい子鈴木君が飛び乗りその後ろに、ごっちゃん・僕の順で行く。寺井君は反応に遅れて千切れた。
そのまま1キロほど走っただろうか?
突然目の前が真っ暗になり、気付いた時には知らないおじさんに抱えられて「大丈夫?大丈夫?」と言う声がする。
少しすると救急車の音がして、次の記憶では救急車に乗って居た。救急車の中には、ごっちゃんも居て、僕の携帯電話で連絡を取ってくれているようだ。ごっちゃんから携帯電話を受け取り、一言二言話して寝てしまったようだ。
次に気付いた時は病院のベッドの上で、救急隊の人に「救急車の中に忘れ物無いですか?」と聞いた気がする。鈴鹿で救急車に運ばれた時、持ち物が全部救急車の中に置き忘れられて、病院で途方に暮れた記憶から、とっさに聞いたんだと思う。
「CT検査しますから」と言われ看護婦さんに腕を支えられながらCTの機会に横たわった所からも記憶なし。CTを取り終え、朦朧としながら肩のレントゲンも撮った気がする。
待合室につれていかれて、椅子に座って居ると、保険証を携帯して居なかったので看護婦さんに色々聞かれた気がするけど、何を答えて何を伝えたのか良く覚えて無い。少し離れた所にごっちゃんが居るのは見えた。
診察室に呼ばれ移動。脳に異常は無いと言われ、打撲した所と擦りキズの治療をしてもらい、受付で「警察に連絡をするように」と言う事と、「保険証のFAXを後日送ってくれ」と告げられ診察券をうけとる。
僕の診察券を受け取り、なんで僕の名前が分かったんだろ?とか思いながら待合室に座って居ると、少しして、スプリングウインド230のおやじさんが富士宮まで迎えに来てくれた。この時ほど有りがたいと感じ、安心した事は無い。心配をかけた上に富士宮まで迎えに来てくれたおやじさんには頭が上がらない。
富士宮警察に電話をすると、事情聴取をすると言うので、警察の到着を待ち、仲間内のトラブルと言う事で、物損事故で処理をしてもらう。事故も衝突事故なので聴取だけで終了。
僕は全く記憶が無いので、事情聴取はごっちゃんにおまかせ。
事故が起こったであろう11時30分頃から12時30分頃までの記憶は喪失してしまった。
おやじさんの車に乗せてあった僕のヘルメットは3分割に割れていて、衝撃の凄さを物語っていた。これでレジモスを壊したの2個目か・・・。
事故後ごっちゃんに何が有ったのか?確認すると、軽い下り坂のストレートな139号を4人で走行中に2番目を走っていた、だい子鈴木君がオッペイ君のリアタイヤにフロントタイヤをハスり転倒。それを避けようとしたごっちゃんがブレーキをロックさせて転倒し、その自転車のどちらかに僕が乗り上げて転倒。
傷付いたヘルメットや服を確認して状況を想像するに、前転して左後頭部を路面にヒットした事で意識を失い、そのまま左肩を打ちながら左腰を打ち、柔道の受け身を取ったような感じで路面にたたきつけられたようだ。
事故を起こした時、反射的に出してしまう手を一切怪我して居なかったと言う事は、最初に頭を打った時点で気を失って居たと想像できる。
後ろからはトラックが2台来ていて、対向車も居た。だい子鈴木君は転倒の勢いで反対車線近くまで滑って行ってしまったそうで、落車後に車やトラックに跳ねられなかったのが不幸中の幸いだった。
病院の帰りに、自転車で行く予定だった富士宮やきそばの「むめさん」へおやじさんに寄って頂き、昼食を食べ、スプリングウインド230まで送って頂いた。
そこで待っていた、だい子鈴木君を正座させ厳重注意(笑)。
まぁ事故だからしょうがない。壊れてしまった自転車は、おやじさんがすぐに直してくれて、傷以外は特に問題なし。ごっちゃんの新車も傷付いてしまったが、乗るのには問題が無いようで一安心。
ただ、転んだ3人の着ていたチームジャージはボロボロ・・・。
新しいのを早く作らないとなぁ。
さてと、今回の事故の原因を作っただい子鈴木君には、一生骨を粉にしてフォルジークの為に尽くしてもらうと言う事で、今回の件は水に流そう(笑)。
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